■ コラム (2001.10)
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◇ 地震に対する建築物の構造耐力
掲示板に同内容の質問があったのでこちらにもまとめておきます
震度と加速度(単位:gal ガル)の関係 |
震度 | 加速度 | どのような状態か |
震度3 | (8〜25) | 家屋は揺れ、障子がガタガタと鳴動し、電灯など吊下げ物は相当に揺れる |
震度4 | (25〜80) | 家屋の動揺が激しく、すわりの悪い花瓶などは倒れる。歩いている人にも感じられる |
震度5弱・強 | (80〜250) | 壁に割れ目が入り、墓石などが倒れたり、煙突、石垣などが破損する |
震度6弱・強 | (250〜400) | 家屋の倒壊数が全体の30%以下で、山崩れが起き、地割れを生じ、多くの人は立っていることができない |
震度7 | (400〜) | 家屋の倒壊数が30%以上におよび、山崩れ、地割れ、断層などを生じる |
「震度」は地点の揺れの強さを表す指標で体感と状況から示される数値
「マグニチュード(M)」は震度系の記録から求めた地震規模をあらわす数値、 地震エネルギーと関係しMが1増すごとに30倍のエネルギーになる
「ガル(gal)」は加速度の単位 1galは毎秒1cmの割合で増す加速度 cm/s2 980gal=1G(重力加速度)
阪神・淡路大震災の地震規模はマグニチュード7.2 水平833gal 垂直507galと言われています。
現行法による構造計算の手法は、極めて大規模な積雪及び暴風に対する安全性を直接検証するとともに、地震時における建築物の変形を計算し、それに基づいて必要な耐力を計算して求め、安全性を確認します。
構造計算の方法は大きく分けて3種類あります
1.現行の構造計算
- 許容応力度の計算
- 層間変形角の計算
- 偏心率、剛性率の計算
- 保有水平耐力の計算
2.限界耐力法
- 最大級の荷重、外力により建物全体が崩壊・倒壊しないことを検証
- 中程度の荷重、外力により構造耐力上、主要な部分が損傷しないことを検証
3.一般化した特別な検証法
- 限界耐力法と同等以上の解析精度がある検証法
- 免震構造、建物が変形した構造、各階にて部材の剛性差が大きい建物など
「限界耐力法」
- 損傷限界 建物存在期間中(再現期間50年)に一度遭遇する可能性が高い荷重・外力により構造耐力上主要な部分が損傷しないこと。
- 安全限界 建物存在期間中(再現期間500年)に遭遇することは希であるが、可能性がある荷重・外力により構造耐力上主要な部分が倒壊・損傷しないこと。
ここで言う「一度遭遇する可能性の高い」地震は震度5〜6
「遭遇することは希な」地震は震度6〜7を想定しているそうです。
新耐震の考え方では2次設計で300〜400galを想定していました。 今回の改正による限界耐力法は400gal以上を想定しているらしいのですが詳しいことは知りません。
記述に対してのご指摘や詳しい情報をご存知の方はぜひご連絡ください。
[参考URL]
2001.10.31
◇ サーバの引越し
サーバを引越しすることにした。
KCNに固定IPサービスを提供する予定があるのかメールでたずねたところ
誠に申し訳ございませんが、固定グローバルIPサービスは現在のところご利用頂けません。ケーブルインターネットの場合、プライベートIPになり、KブロードADSLの場合、動的グローバルIPを割り当てる事となります。
との切ない返事
前述のように動的にグローバルIPアドレスが割り当てられたところで、パケットフィルタリングされればどうしようもないので、ローカルサーバは建っているものの、このままではあまりにカッコ悪いのでサーバを移転することにした。
今まで仮に使っていたサーバは digitalspace.net
今回新たに契約したのは aletiahosting.com
digitalspace.net は最初に契約した当時は(2年前)$24/yという破格値だったので(今は$36/y)何に利用するとも計画なしに契約したもの
ここは、メールサーバが弱いものの、FAQの充実や固定IPを割り当ててくれるなどコストパフォーマンスにすぐれている。
トラブルは若干あったものの、新規契約、契約更新、契約解除などもスムーズで、小遣い程度でドメインを運用したい方にはお勧めです。
digitalspace.net はミラーサーバとして引続き利用しています
今回はもう少し品質の高いサービスがほしいので別のサービスを探す。
国内のサービスはもとより眼中になかったので(高いから)、海外のサービスを探すことにした。
hostsearch.com は利用者のRating、Review があるので有用だ。
最終的にピックアップしたのは
http://www.veoweb.net/
http://www.msquaredweb.net/
http://www.hostmysite.com/
http://www.elitehosts.com/
http://www.domainsvision.com/
http://www.cphosting.com/
http://www.2mhost.com/
http://www.npsis.com/
http://www.5dollarhosting.com
http://aletiahosting.com/
サービスを選ぶ基準としては
ウエブサーバのディスク容量、転送量、などはどのホスティングサービスを選んだところで、私には充分すぎるほどの余裕があるので、固定IPが割り当てられること、サブドメインが利用できること、転送量の上限が定められていること、UNIX系のOSであること、利用者が多いこと、アダルトその他違法なコンテンツが禁止されていること、質疑に対する返答が早いこと
などを基準に検討した。
詳しくはこれを見てね
2001.10.16
◇ あららホームサーバ
なんてこったい、せっかくカーネル2.4にしたのに
事務所にあるヘナチョコサーバで7月頃よりこのサイトを運営していたのですが、新しくリリースされたKondara2の誘惑に負け、9月中頃そっくりOSを入れ替えました(以前はKondara2000)
以前と同様のセッティングをし、さて、再開と思いきや、iptablesが解らずにしばしの時間をついやしました。
ようやく、理解し今度こそ......が、外部から繋がらず、
セッティングをもう一度みなおし、
さらにもう一度みなおし、
そんでもってもう一度......
・・・・
を繰り返すこと2週間
もういいかげん嫌になった頃、
上位プロバイダがパケットをフィルタリングしていることに気づく
CodeRedやNimdaのせいなのか、私のような輩がいるからなのか
KCNはtcpパケットのうち25、80、53などのポートをフィルタリングしちゃったようです。
そっちがそうなら、こっちにも考えがあるぞ!とばかり
他のポートを使うことを検討する
DYNDNSサービスのno-ip.comでテスト用のアドレスを作成する
例:sv.hopto.org
それを今まで利用していたアドレス(sv.no-ip.com)のポート付宛に転送設定する
例:sv.hopto.org → sv.no-ip.com:3124
iptablesで外部に接続するデバイスに入ってきたtcp/3124をtcp/80に転送する
例:iptables -t nat -A PREROUTING -p tcp --dport 3124 -j DNAT --to 192.168.1.1:80
でへへ OK!
どうよどうよ繋がるでしょ
http://sv.hopto.org/
んでも、なんかカッコわるい.....
やればできますよ程度のお遊びですね
KCNさんもう悪さはしませんから、固定IPを安く提供ください
ということで、現在このサイトは別のサーバに転送するように設定しています。
2001.10.23追記 レンタルサーバを借りたので完全にフツーになってしまいました
2002.01.31追記 Kondara やめて RedHat7.2にしちゃいました (だってKondara情報少ないんだもん)
2002.03.31追記 前述の RedHat 面白くなくて Kondara 2.1(Asumi) に戻しちゃいました
2001.10.06
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