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コラム (2001.12)

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 ■ INDEX (目次)
 迷走する日本経済2001.12.25
 履行保証制度2001.12.14
 日本の競争力2001.11.14
 地震に対する建築物の耐力2001.10.31
 あららホームサーバ2001.10.06
 こだわり2001.09.01
 質実剛健2001.08.08
 情報ソース2001.07.25
 オープンソース(open source)2001.07.13
  
 検索サイトの活用法2001.12.09
 住宅寿命指数2001.11.04
 サーバの引越し2001.10.16
 業界再編2001.09.11
 業界の取組み2001.08.17
 第三セクター2001.07.27
 建築士のステータス2001.07.16
 コラム(column)を書くぞ2001.07.12
 

迷走する日本経済

『不動産某社、小売り某社…信用リスクに凍える冬』 [BizTechNews]

日々変化する株価も考慮に入れ、1年以内の倒産確率を天気予報の降水確率さながらに数値化した新しいデータが、プロの投資家の間で参照され始めた。米KMV社が日本に導入したEDFがそれ。
(中略)
今回KMV社は、銀行2行、ゼネコン3社、不動産1社、商社2社、小売り1社のEDF値を日経ビジネスに提供した。個別企業名を明かすことを同社は許さないが、2001年1月末のEDF値が0.8%だった某銀行の場合、12月14日には6.41%。商社は直近の数値が6%台と14%台。不動産、小売りは秋の深まりとともに、最高値の20%に張りついたままだ。ゼネコンは14〜15%のところと、2%台の企業との2極分化が著しい。   以上 [BizTechNews] より引用

銀行2行、ゼネコン3社、不動産1社、商社2社、小売り1社 その全てが破綻することもなかろうが、マスコミがココまではっきりと名指しに近い形で「不動産某社、小売り某社」と書きたてるのは もうすでに政治的に時期を伺っている段階なのか

先日なにげにテレビをみていると経済アナリストが来年の株価予想をしていた
高値12000〜14000、安値7000〜8000と軒並み低い予想。やはりこの春には真冬が来ると見る向きが大勢か

日本の赤字国債発行額が700兆円に限りなく近づいた。 来年度も30兆円規模の国債を発行するとなると日本経済の破綻を懸念に日本国債は暴落する。 結局のところ増税や医療費値上げ年金受給額の減額など国民にツケがまわることを皆知っているから消費はとどこおる。 消費意欲は減退し デフレスパイラルの勢いは止まるところを知らない

この春の真冬に「今が底」と政府が宣言をしなくては ずるずると氷河期に突入する

そこで私の提言は2本立て「こんなときこそ道路をつくれ」と「経済アジア圏を形成せよ」  経済アジア圏は コラム「日本の競争力」でも書いたのでそれを参照、「道路をつくれ」は反論も多かろうが次回掲載(予定)

2001.12.25

 

履行保証制度

公共工事履行保証制度

国や地方自治体が公共工事を発注する際に、何らかの理由(倒産など)によりゼネコンが工事を完成するに至らなかった場合に工事の履行を保証する制度

元来、公共工事などの大型物件の発注に際して、受注したゼネコンは工事途中での経営破綻時に代わりに履行保証するゼネコンを指定していた。 簡単にいうと、この物件を私のところで受注したから履行保証してね、そのかわりおたくの受注も保証するからね。っていうことを技術力や受注高がほぼ同規模のゼネコン同士が互いに保証しあっていた訳です。 ところが、公共工事の談合疑惑など浮上するにつけ不透明な保証制度だという批判のため、1995年に旧建設省指導により保証は全て金融機関で行う現在の公共工事履行保証制度を導入した。

では、金融機関はどのように保証をするのか?
損保や銀行など金融機関は工事を受注しようとするゼネコンの経営状態などを審査し工事完成に至る能力があると認められると保険証券を発行し工事の履行を保証する。 保証した金融機関は、工事途中でゼネコンが経営破綻し工事続行が不可能になった場合に、契約金の1割(3割 *コラム「業界再編」参照)を発注者に支払うか、別のゼネコンに残工事を発注し完成させることを保証しなくてはならない。 ゼネコンは金融機関に対して履行保証料を支払い保証してもらうわけだが、そこで経営状態の悪いゼネコンは、保証を断られたり、保証料が高額化し、公共工事の受注が困難になる。 すなわち、金融機関によりゼネコンの再編を促そうというもの。

公共工事という公共性の高い物件に対し、保証をとりつけるのは当然なのだが、このご時世 不良債権を大量に保有しているゼネコンを潰せば、金融機関みずからも債権を回収できず経営を悪化させ共倒れになるリスクもあり、ゼネコンも金融機関も一心同体のようにさえ見える。さて正常に機能しているのかどうか疑問も残る。
つい先日12月6日に青木建設が民事再生法を申請したが、今日12月14日、青木建設のメインバンクであったあさひ銀行の株価は大幅に売られ 59円(前日比-13)で取引を終えた。

参考: 公共工事の調達手続 [国土交通省]

2001.12.14

 

検索サイトの活用法

検索サイトを有効に利用して欲しい情報を手に入れる

検索サイトは、大きくロボット型検索エンジンディレクトリ型データベースの2種類に分けることができます。

ネット上の膨大な情報の中からリンクを機械的にたどりデータを蓄積する、検索するキーワードに適合する情報を提供するロボット型検索エンジン
 例: google , alltheweb , infoseek , fresheye , goo

ネット上の有用な情報をエディタが選択してカテゴリ別に細分化し巨大なリンク集を形成したディレクトリ型データベース
 例: Yahoo! , Lycos , AllAboutJapan , OpenDirectoryProject , Looksmart

ひとつのジャンルで有用な情報群を探すときにはディレクトリ型、あるキーワードに対して些細な情報でも良いからとにかく関連した情報(キーワードの掲載されているサイト)を探したいときにはロボット型を用いるというのが一般的です。


ところで、皆さんは何処を利用していますか?

JAR報告によると、Yahoo!が下位を大きく引離し断然利用者が多いようです。
ディレクトリ自体の品質はLycosやAllAboutJapanも決して劣ることはありません。掲載の迅速さやサイト説明のコメントなど勝っている点も見受けるのですがYahoo!の優位さは揺るぎません。 これは、Yahoo!の知名度が高いことと、ロボット型検索エンジンのgoogleを検索結果に取り込んでいるからでしょうか。いずれにせよ、国内では最もポピュラーな情報検索の手段です。

私は、前述のポピュラーな検索をし、期待した満足な情報が得られない場合には、複数の検索サイトを利用しています。 検索ヒットの正確さと検索にかかる時間と情報量では、googleは優れています[参考]。情報の速さ(更新に対するデータの書換え)では、fresheye , infoseekも優秀です。単一のカテゴリでポピュラーなサイトを探すにはAllaboutJapan , Lycosもよく利用しています。


試しにこんな実験 −建築基準法を探してみよう−

Yahoo!Japan------ちょっと自慢モード
google------ちょっと自慢モード
infoseek
goo------かすりもしない
lycos------思いっきり自慢モード
msn
fresheye
AllAboutJapan
alltheweb
dion(looksmart)

この結果を検証すると Lycos が最も優れた検索サイトのようです   ...... エヘ

2001.12.09

2001.12.15追記
Lycosで「建築」と引くと なっなんと1番上に表示されるではないか、「設計事務所」と引いても菊竹事務所の3つ上に表示されるし、なんとも気分のよい検索エンジンだこと。 次回のデータベース更新が来ませんように....ずっとこのままでいいです ずっと

2002.1.3追記
データベース更新したなぁ.....しなくていいのに

2002.2.22追記
Googleもデータベース更新したなぁ.....しなくていいのに、ったく


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